どうも、いつか僕も専用サーバーを運用したりするのだろうかと物思いにふけているブラックです(◎-ω-)。o○
前置き
専用サーバーというのはレンタルサーバーとは違い1つのサーバーを丸ごと自分専用として活用できるので自由に構成や運用方法を決めることができる反面、レンタルサーバーでは運営側がするメンテナンスを自分でする必要があります。
今回説明するサーバーを提供しているCPIではもちろん自由に使えるroot権限付の専用サーバーもありますが必要なサーバー運用業務を任せることができるマネージド専用サーバーもあるため自由に使いたいか運用業務は任せるかによって選択することができます。
そこで今回はroot権限付の専用サーバーであるCHP-Sとマネージド専用サーバーであるCHM-Zを比較しながら解説していきます!
CPI
提供会社
CPIは提供会社は株式会社KDDIウェブコミュニケーションズという名前にあるとおりKDDI株式会社のグループ会社で、1987年に設立しておりホスティング事業はその10年後である1997年に開始しています。
東京と沖縄、宮古島に拠点を置いておりホスティング事業以外にはウェブサービス事業とプラットフォーム事業を提供しています。
KDDIの企業でありインターネットを扱っている企業の中でも早い時期から活動している企業なので安心してサービスを利用することができます。
CPI
CPIの提供年代は正確なことはわからないのですがホスティング事業が開始した年に商号を株式会社 CPIに変更しているのでもしかすると1997年からサービスを提供しているのかもしれません。
導入事例としては大学のウェブ出願や合格発表へのアクセス対策やその他10社の事例が紹介されています。
KDDIのホスティング専門ブランドであるCPIは共有サーバーだけでなくマネージド専用サーバーやroot権限付専用サーバーを提供しており、提供している順に料金は高くなっています。
2020年に全てのプランがアップデートされスペックが新しくなったり利用できる容量やアカウント数が増えたりと新しくなっています。
特徴
性能
性能としては両プラン(以下シリーズと表記)ほぼ同じ性能です。
容量としてはHDDではなく読み書き速度が向上しており耐久性に優れたSSDをどちらも標準搭載しており、有料オプションを活用することで2880GB(2.88TB)にすることができます。
それでは性能が違う点はどこかというとメモリの容量で、標準搭載は同じ容量ですがCHP-Sの場合は有料オプションでメモリを増設することができます。
最小プランではメモリの増設はできませんが他のプランでは最大64GBまで増やすことができます。
回線
回線は両シリーズ同じ1Gbps共有型回線(ベストエフォート)です。
基本的に光回線の最高速度が1Gbpsであり、あまり関係ないかもしれませんが僕のネット環境が260Mbpsなのでかなり速いですね。
データの転送量は無制限になっているのでどれだけの人が同時にサイトを閲覧してもトラフィック処理の影響がないので安定した快適な通信を利用する事ができます。
セキュリティ
専用サーバーはセキュリティが非常に重要となります。
というのもCHP-Sの場合はサーバーを管理するroot権限を持つことができるのでセキュリティ対策や運用・管理を自分でしなくてはならず、専門知識が必要になります。
専門知識がなかったりそのスキルがない場合はCHM-Zを利用する事でroot権限は使えませんがCPIに運用を任せることができます。
どちらもハードウェアやネットワーク、そしてデータセンターはCPIが管理しており、シリーズで任せられるのはOSとミドルウェアの2つです。
そのため悪質なコードや有害な不正サイトへの誘導リンクを検出するWeb改ざん検知という機能はCHM-Zでは100ページまでは無料で利用することができますがCHP-Sでは有料オプションとなっています。
機能
セキュリティの最後で有料オプションの説明をしましたがこれ以外にも多くのCHM-Zでは無料で利用することができる機能がCHP-Sでは有料オプションになっていたりそもそも機能がなかったりします。
以下は少しだけですがそんな機能をリストアップしたのが下のリストです。
- 共用SSL
- CPI SSLサーバー証明書
- ドメイン関係
- プレビュー機能
- コントロールパネル
- SSH
- Git
- ディスク使用量通知
とはいえ運用監視体制やリモートコンソール(IPMI)というようなCHP-Sにしかない機能もあります。
僕としてはCHM-Zはレンタルサーバーのように利用する事ができますがCHP-Sは自作サーバーのように扱うことができるという認識です。
プラン
プランはどちらも3種類で契約は1ヶ月と12ヶ月の2種類になっています。
12ヶ月契約の支払いは毎月払いと一括払いの2種類があり、一括払いの方が最初の負担が大きいですが月額換算すると安くなるため一括払いの方がおすすめです。
因みに1ヶ月契約の場合は月額支払いにしても意味がないため一括払いになります。
両シリーズの最小プランを下の表で比較してみました。
CHP-21S | CHM-21Z | |
---|---|---|
初期費用 | 165,000円 | 101,200円 |
12ヶ月契約 (一括払い) | 264,000円 | 356,400円 |
1ヶ月契約 | 28,600円 | 38,500円 |
初期費用はCHM-Zの方が安いですが契約の支払いはCHP-Sが安くなっていますね。
サポート体制
サポート体制もシリーズによって大きく違い、CHP-Sの場合はメールと24時間365日TEL&メールサポートの2種類で、CHM-Zではまかせてメールサポートや操作マニュアル、更にサポートサイトと24時間365日TEL&メールサポートの4種類があります。
CHP-Sのメールサポートは10時から18時までと営業時間内であればサポートを受けることができ、CHM-Zのまかせてメールサポートは専門知識の必要な質問に対して営業時間に限られますが的確なサポートをすることができるというサポートです。
メールやオプションでの対応までは必要なくても何か疑問がある場合はサポートサイトや操作マニュアルがあるのでそれを確認して解決することもできます。
そしてオプションである24時間365日TEL&メールサポートを利用することで営業時間外であっても電話やメールで対応して貰うことができます。
専用サーバーを複数契約した場合は無料で利用することができるので複数契約を予定している方は利用することをおすすめします。
契約前の方はお問い合わせフォームから質問をすることができますが見積もりをすることもできます。
後書き
今回はCHM-ZとCHP-Sの2つのシリーズについて解説しました。
CHM-Zは料金は片方と比べて高いですが高いサポートとCPIにサーバーの運用を任せられるのでセキュリティとしても安心できます。
そしてCHP-Sはサポート体制が少なく自分で運用しなくてはならない反面料金は片方と比べて安く構成やサーバーの使い方を自分の好きなようにすることができる自由度の高い利用方法をすることができます。
安心をとるか自由度をとるかで自分に合ったサーバーを選んでみてください!
では~( ˘ω˘)スヤァ…