どうも、外出すると移動でどうしても眠くなり結局寝てしまうブラックです( ˘ω˘)スヤァ…

前置き

サーバーサービスにはレンタルサーバーと専用サーバー、そしてVPSがあります。

レンタルサーバーは共有サーバーを利用してサーバーの容量を貸し出すため契約は簡単にできますが他のユーザーの影響を受けやすく専用サーバーはユーザーごとに専用のサーバーを用意するため他のユーザーの影響は受けませんがその分コストが高くなってしまうという問題があります。

そしてVPSは日本語で仮想専用サーバーと呼ばれ、共有サーバーの中に仮想サーバーを作成しメモリや容量などのスペックが分けられているため専用サーバー程の自由性はなくコマンドでの操作が必要になりますがレンタルサーバーよりも自由度は高くコストが抑えられています。

そこで今回はNTTPCが提供しているVPSシリーズSuitePRO V4について解説していきます!

WebARENA(SuitePRO)

提供会社

WebARENA(メールホスティング) は株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(英文社名:NTT PC Communications Incorporated)という東京に本社を置き大阪と愛知県に支社を置く会社によって運営されているVPSサービスです。

名前にNTTがあるとおりNTT.Comグループに入っておりVPNなどのネットワーク事業やクラウドサービス等のデータセンター事業を手掛けている会社になります。

会社は1985年に設立されておりインターネットを扱っている企業の中でも早い時期から活動している会社です。

WebARENA(SuitePRO)

SuitePROは2005年に初代(V1)がリリースされNTTPCとしては初のVPSサービスとなりました。

その後2008年にV2が2010年にV3がリリースされ、そして2015年に現在提供しているV4がリリースされました。

そのためV4だけをみると6年提供しているように見えますがシリーズ全体で見ると16年以上提供している長いシリーズで、導入事例としては株式会社や北海道大学という国立大学の同窓会までも利用しているサービスなので信頼性は高いです。

特徴

安定稼働

SuitePROV4は安定したサーバー環境を提供するために下記で説明する様々な機能を導入し高い稼働率を確保しています。

その稼働率なんと100%!100%をきったのは3年で10ヶ月とほぼ1/3程度です。
意外と少なくない月数だと思われてしまうかもしれませんが100%をきったとしてもこの3年での最低稼働率が99.9262%と99.9%をきったことはないのでかなり安定といえます。

サービス品質保証制度(SLA)で稼働率を保証しており100%をきると月額基本料金の一定割合の返金を実施しています。

フェイルオーバー

VPSは仮想サーバーをユーザーに提供していますがその仮想サーバーは物理サーバーに保存されているため、物理サーバーが故障すると仮想サーバーが起動できなくなります

そこでサーバーを冗長化しもし物理サーバーが故障したとしても他のサーバーでVPSを起動できるようにする機能を搭載しています。

もちろんネットワークやストレージも冗長化しているためこのどちらかが故障してもサーバーに接続したりデータにアクセスすることができるのです。

スペック変更

サイトのアクセス数や記事が増えてくると容量やスペックが足りなくなってきます

そこでSuitePROV4はIPアドレスは変えずにすぐにプランを変更することができるのでサーバーの処理能力を考えて自由に変えることができます。

容量としてはプラン別にディスクポイントという独自のポイントがありこのポイントを利用することで種類と容量が異なる6種類のディスク自由に最大4ディスクまで組み合わせることができます。
ディスクは作成・削除ができるため使わなくなったディスクを削除することができ、専用領域としても設定することができるためデータが混ざってしまうことはありません。

コントロールパネル

前置きでも説明しましたがVPSというのはコマンドでの操作が主になるのですが、一定の設定についてはコントロールパネルが標準搭載されています。

それがサーバー管理用と契約情報管理用のコントロールパネルです。

サーバー管理用のコントロールパネルではブラウザ上で仮想専用サーバーの起動停止や状態の確認、追加ディスクについての操作などのシステムメンテナンスやアカウントについての設定ができ、契約情報管理用では契約情報の変更やオプションサービスの申し込みが簡単にできます。

しかしセキュリティ対策やWordPressといったアプリのインストールはコマンドで行う必要があります

仮想DVD-ROM機能

このVPSで特徴的だなと僕が思うのはこの機能です。

この機能はISOイメージと呼ばれる光ディスク用のアーカイブファイルをFTPサーバーにアップロードし10GBの仮想DVD-ROMドライブに搭載することで利用します。

これを利用することで通常CentOSとWindows Serverからしか選ぶことはできませんが提供していないOSをインストールして利用することができるのです。

しかしこれは技術的なサポートを犠牲にしての行為になるため中級・上級者向けの機能です。
よくわからずに利用することはトラブルになりかねないのでおすすめしません

セキュリティ

このVPSはセキュリティが3種類ありますがどれも有料オプションになります。

下の見出しにも有料オプションの見出しがありますがVPS等のサーバーにはセキュリティ対策は非常に重要なので専用の見出しをつけました。

基本的な機能もあるので余裕があれば利用することでセキュリティに強くなり外部からの攻撃に対応することができるので搭載することをおすすめします。

ファイアウォール

ファイアーウォールはネットワーク環境が整っている人はよくわかっている機能だと思いますが説明するとネットワークの通信でその通信をしてもいいかどうかを判断し通信を許可するかはじく仕組みのことを指します。

UTM

UTMは日本語で統合脅威管理と呼び上記で説明したファイアウォール機能に加え、Webアプリケーションなどへの攻撃を検知・防御するWAFやIPSと呼ばれる不正侵入防止システムやアンチスパム、アンチウイルスなどのサーバーに対する攻撃から守るセキュリティが一通りそろっているのでかなりのセキュリティ対策になります。

そしてこのVPSでは提供しているUTMが2種類あり、それは通常のUTMとFortiGate仮想アプライアンスと組み合わせた仮想UTMです。

通常のUTMはバージョンアップや再起動等をSuitePROV4のスタッフに任せることができ冗長化されているので安定稼働しています。

仮想UTMの場合はセルフマネージドサービスになっているので通常スタッフに任せることができることを自分で行う必要があり冗長化もされていないため安定稼働は自分で行う必要があります。

しかしその分仮想UTMの方がコストは軽くなっておりこうした必要以上のサーバー運営をするかどうかで選択することができます。

Web改ざん検知サービス

侵入される前に検知してはじくセキュリティ対策はもちろん重要ですがもし侵入されたとしてもすぐに検知して復旧させるセキュリティ対策も重要になります。

このサービスは後者のセキュリティ対策でありもし改ざんされた際はいち早く検知しサイトを復旧させたりサイトが改ざんされることで閲覧者さんが感染してしまう二次感染を防止することができます。

株式会社セキュアブレインという元シマンテック社のメンバーが設立した会社が提供しているgredセキュリティサービスというサービスを採用しているので最新のセキュリティ対策を行うことができます。

有料オプション

これらの機能は必要な人には重要な機能ですが有料となっています。
無料ではないので注意してください。

大容量ストレージ

上記で容量はディスクポイントで増やすことができると説明しましたがそれでも足りない場合や一定の用途として大容量ストレージが必要になる場合最小でも5TBの容量が手に入ります

合計120TBにまで拡張することができ、大容量のストレージが欲しい人でも十分に利用することができます。

現在は大容量ストレージオプション(東京リージョン)が在庫不足になっており新規受付は停止となっています。
2022年2月末頃には受付再開されるようなので楽しみにしておきましょう!

VPN

VPNはVirtual Private Networkの略でネット上に仮想の専用線を設定し特定の人だけが利用できる専用ネットワークのことです。
本社や支社といった拠点同士で相互通信をすることもでき、セキュリティ上安全にデータのやり取りが行えます

このVPSはVPN接続に対応しておりWebサーバーとしてではなく社内システム用サーバーとしても利用することができます。

Plesk

上記でも度々説明していますがVPSというのはコマンドでの操作が主です。
しかしコマンドが使えなくてもどうしてもこのVPSサーバーを使いたいと思う方もいるでしょう。

そういった方のためにサーバー管理ツールであるPleskをオプションで利用することができます。

Pleskはコマンドを使用せずにWeb上の操作パネルを使ってメールやWebといったサーバーの設定を行うことができます。

以下の記事はNTTPCのサーバーではありませんが同じPleskを利用することができるサーバーサービスなので気になる方は見てみてください!

https://blackwriting.com/altusbasicisolate/

viaPlatz

動画上に図形や矢印、文字を自由に描画できる動画配信システムを利用することができます。

この機能は社員研修や技能伝承といった情報共有やノウハウを伝えるツールとして活用でき、社内のサーバーとして利用する際におすすめです。

管理者や一般視聴者と権限を分けることで動画やログ等の管理を行うことができ、IPアドレスベースでのアクセス制限や設定、そして様々な情報の確認を行うことができるため情報の管理もすることができます。

プラン

プランとしては大きくV4とV4から料金を見直した新プランである新Pro4の2種類があり、V4はバックアップ機能がついたりサポートプランがつくことで月額料金に差があり新Pro4ではハイメモリを搭載しているかどうかで月額料金に差があります。

V4の月額料金は最小プランで9,240円であり初期費用は5,500 円、新Pro4では最小プランが月額上限3,960円で手数料880円とV4は月額固定課金制の反面新Pro4プランの方が時間従量課金制となっており最大48%値下げになっています。

後書き

というわけで今回はSuitePROについて解説しました。

多くの有料オプションやセキュリティ対策を提供しており安定稼働もしっかりしているのでオプションのカスタマイズができ自由度の高いVPSになっています。

気になった方は一度確認してみることをおすすめします!

では~♪(≧▽≦)ノシ))

投稿者: ブラック

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